NCDsの予防について

一人一人が少しずつ努力することにより、自分自身の、家族の、そして世界中の心血管病を減らすことが出来ます。

家族活動の拠点として、そしてすべての人の生活の場として、家庭は心臓の健康を増進するために活動を始める最高の場です。家庭でのほんのわずかな努力により、世界中の人々の心臓血管病や脳卒中を予防することができ、そして元気で長生きすることができるのです。

煙のない健康な社会を目指そう

タバコは 脳卒中、心筋梗塞、癌、そして肺気腫の原因であり、癌の6割は禁煙することにより予防できるとされています。またタバコを吸っている方のみならず 受動喫煙により周辺の皆様の健康にも重大な害を及ぼします。タバコを吸っている方はまず禁煙しましょう。そして、みんなの健康を守るべく、力を合わせて煙のない健康な社会を目指しましょう。

適度な運動を心がけましょう

散歩や軽いジョギングなどのうっすらと汗をかく運動は、健康にとてもプラスです。自分の体力に合った適度な運動を繰り返すことが大切です。最初は1日10分程度からスタートし、徐々に増やして1日30-60分、歩数にして1日4000-8000歩、週3回以上を目指して歩きましょう。

バランスの取れた食生活を送りましょう

腹七分目をめやすにしましょう。1日30種類以上を目安に 食品の種類を多く、またあぶら分は控えめに、青魚や野菜を多めにとりましょう。1日3食をきちんと規則正しくとり、間食や夜食は控えましょう。

アルコールは控えめに飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう

1日に、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーならシングル3杯、ワインならグラス1杯半程度が目安です。1週間に2日程度は、休肝日をもうけましょう。

睡眠不足や精神的ストレスを避けましょう

規則正しい生活リズムを保ち、適正な睡眠時間を保ちましょう。ストレスの影響を長く残さないように散歩や本を読んだり、音楽を聴くなど、好きなことをしてリラックスしましょう。